コロナ禍成田空港帰国の流れ・指定国以外からワクチン3回接種、mySOSアプリ登録済みの場合(2022年4月下旬)

カナダから帰国しました。
PCR検査前30分間は飲食禁止だそうです。
また、検査が終わるまでトイレに行けませんでした。
この2点はもっと事前に知られておくべきだと思いました!

飛行機着陸

第1ターミナルに到着。

国際線に乗り継ぐ人が先に降機とのアナウンスがありました。
約8割くらいの人が降りました。

飛行機降機

20分くらい待機しました。
降りてすぐのところで飛行機が見えたのでのんびり写真撮影。

少し歩いて角を曲がると、テレビのニュースでも見たことがある椅子が並んでいる通路に。
「列ができているわけではない」と係の人は言っているけれど、みなさんなんとなく1列に並んで進んでいます。

アプリのチェック

パスポートと搭乗券とmySOSのメイン画面を見せます。

登録済みの緑色は次に進むように言われます。

他の色の場合は並んでいる椅子に順番に並ぶように指示されます。
(順番に部屋の中に通されている様子でした)

チェックシートが渡させる

簡単なヒアリングを受けます。
今日の体調とどこの国から来たのかを聞かれます。

裏には検査結果が通知される番号について書かれています。

PCR検査の検体を採取

ここに来て初めて検査前30分以内に飲食をしていると検査ができないことを知りました。

飛行機内で待機している時にミントタブレットを食べていたので、もしかしたら30分経っていないのではないかと心配に。
待機中に家族に送ったLINEメッセージの時間を見て、時間の経過を確認。

これは降機前にアナウンスされるべきではないでしょうか。
私は順調に進んだので降機後20分ほどで検査でした。

唾液を採取する容器をもらいます。
検体の番号がパスポートに貼られます。

選挙の投票所のようなブースに一人ずつ入って採取。
梅干しとレモンの写真が目の前に貼ってあります。
(唾液腺マッサージはこんな感じ ⇒ 唾液腺|日本口腔保健協会
唾液をちょっと集めて入れても、全く量が足りません。

そこで掲示されている唾液腺マッサージを行ってみることに。
こんなことで?と思ったけれど、予想以上に唾液が出る!
それでも必要量には足りず、何度も繰り返します。

(参考画像)このような容器で、上は漏斗(ろうと)状になっていて、そこに唾液を流し出します。必要量はだいたいこのくらいかな? 線が引かれています。

ブースの外にいる係の人に分量が足りているかチェックしてもらい、検体を提出します。

アプリの設定

(検体の採取の前だったかもしれません)

ひとりずつ係の人にスマホを見せます。
そこでGPSを常にON、mySOSの通知を常にONにする設定をします。
(目の前でmySOSから設定の画面に移るので、スマホのホーム画面が恥ずかしいものじゃないようにしておく方がよろしいかもしれませんね。まぁ、見えると言っても一瞬だと思いますが)

ここの担当者は外国人の方が多かったように思います。
言葉が通じないと大変でしょう。
私の担当の女性も日本人ではありませんでした。
AndroidかiPhoneかを見分けて、それに合わせた説明をする必要があります。
年配の方などは時間がかかっている様子でした。

最終確認

mySOSに登録している内容についての確認です。
一人ずつのブースになっていて、面談のようです。

  • 2週間以内に滞在していた国
  • 飛行機の便名
  • 飛行機の座席
  • 日本での滞在先住所(市区町村までっぽい)
  • 電話番号(末尾4桁)
  • ワクチンの接種歴

など。

検査結果待ち

再びパスポートとチェックシートを提示し、検査の結果待ちの席が案内されます。
検査の結果待ちの席はブロックごとに分かれていて、ランダムなのか規則性があるのかわかりませんが、ブロックと席番号が伝えられます。
ここで、私の検体番号と座席が紐づけられ、必ず指定された席に座る必要があるみたいです。

トイレに行けない…

検査待ちの席があるところ(44番とかのゲート前みたい)にきてようやくトイレの案内を発見!

私が途中見逃していたのかもしれないと思ったりもしたのですが、最終確認前に私の後ろに並んでいた女性もトイレに行きたくてイライラとしていたので、やはりここまで我慢だったようです。

列ができる前、または早い時にトイレに行けるようにして欲しい。
もしくは、もっと事前にアナウンスがあれば機内で用を済ませておくこともできたのに。
(窓際の席だったので遠慮して行かなかったのが失敗だったし、到着前の食事の頃は気流が悪くシートベルトサインが出ていたので行けなかった方も多かったはず)

機内の座先は後ろの方でゆっくりと降りて、さらに写真を撮っていたので列の後ろでした。
アプリも登録済み、スマホの設定もスムーズに進んだので多くの方より早くここまで来ましたが、それでも飛行機到着から1時間半以上経っていました。
(暇だったので家族にLINEしていて30分くらい前から「私もトイレ行きたい」「自販機あるのにトイレがない」とぼやいていました)

検査結果が出る

随時検査結果がアナウンスされています。
陰性の人の番号が日本語と英語で呼び上げられます。

検体の状態によって再度検査をする場合があるが、1回で結果が出た場合は1時間くらいとのこと。
「唾液取った」とLINEしたのが16:12。

トイレに行って、甘い飲み物を買い、時間がかかる覚悟でPCを開いて作業をしながら待ちます。

私の番号の30番くらい前から順番に番号が呼ばれました。
私だけないのではないか、あの時ミントタブレットを食べたから検体がダメだったのではないか、陽性だったらいつ知らせが来るのだろうか、などと頭をよぎります。

横では番号を呼ばれた白人男性がガッツポーズをしながら立ち上がり、小走りでエスカレーターに向かって行きます。

17:45 「よばれた!!!!!!!!」

入学試験の合格発表や運転免許の学科試験の発表のような緊張感でした。

検査結果の確認

やっと上界に出られるかのように、陰性だった人はエスカレーターで上の階へ向かいます。

パスポートとチェックシートを提示し、陰性の確認がされます。

オレンジ色の紙を受け取って、ようやく通常の入国の流れになりました。

びっくりなのは一瞬ANAのラウンジの中に入っていくような動線になっていること!
え、まさかラウンジの中を通り抜けちゃうの?と思ったけれど、すぐ横に通路がありました。

入国審査

入国審査上の入り口でオレンジ色の紙を見せます。

外国のパスポートを持っている方の方がちょっと列ができていたけれど、日本のパスポート所持者の方は顔認証ゲートにも空きがあるくらいでした。

先に何があるか分からないので、スタンプは必ず押してもらいます。

荷物受け取り・税関と検疫

当然のことながら私が乗ってきた便のターンテーブルは止まっていて、多くの荷物がターンテーブルより下されて置かれていました。

最後に降りてきたつもりでしたが、相当数の荷物が残っています。
私の荷物のひとつはターンテーブル上に、ひとつは下されている荷物のまとまり中でも手前の方にありました。

これ、到着便が多くなったらどうなってしまうんだろうと思ってしまいました。

到着ロビーに!

飛行機到着時刻が15:21、ロビーに出たのが18:08でした。
所要時間は2時間47分でした。

この感染症対策下では相当早い方だったと思います。
一番の要因はmySOSの登録があるでしょう。
スマホの設定に慣れていたのも良かったのだと思います。
(比較的問題なくスマホを扱えていると思っていますが、mySOSの登録はちょっと大変でした。やることのステップが4つあり、それぞれ時間がある時にゆっくりとやらないとダメですね)

所要時間は到着便が重なっている時間帯や、曜日によって異なるでしょう。

指定国外の滞在&ワクチン3回接種済み&空港PCRで陰性の人の帰国後

指定国・地域滞在歴がなく、指定のワクチンを3回接種済みで帰国時のPCR検査が陰性だった人は、入国後の自宅等待機はありません。

mySOSに待機場所の登録も不要ですし、入国後の一定期間の居所確認・健康状態の報告も不要です。
特に連絡もありません。

帰国後3日目が終わった後(4日目)に「入国者健康確認センターと連携を解除しました」とお知らせが来ました。

mySOSアプリの画面が検疫手続きのものではなくなりました。
こうなったらアンインストールしていいそうです。

ちなみに上部にある「PCR検査予約はこちら」で出てくる医療機関は国とは関係ないみたいですが、カナダ留学した次男は恵比寿あゆむクリニックで検査をしました。(海外渡航用陰性証明書も含めて16,000円。私は陰性証明書が不要だったので受けていません)

飛行機内で座席が近かった人の感染も確認されなかったと言うことでしょうか。
しかし、隣に座っていた人が陽性なのに乗り継ぎで成田空港でPCR検査をしない人だったとしたら、またPCR検査等の流れの中で陽性者の近くにいたとしたら、としばらくは安心できないと思いました。

配布物

厚生労働省・入国者健康確認センター 日本へ入国・帰国した皆さまへ
マニュアル一覧|厚生労働省・入国者健康確認センター