台湾に住む娘を訪ねたところ、家で急に思い立ったように薦めてきたのがこれ。
歯ブラシ。
あまり歯磨きにこだわりがある子ではなく、なんなら磨くのが面倒なくらいだったのが、この歯ブラシを使ったら他の歯ブラシは使えなくなるくらいだと興奮して見せてくれた。
ただの歯ブラシでしょ?
って思っていたけど、私も使ってみたらもう手放せないものになっちゃった。
黑人淨白去漬牙刷
「黒人」。
ちょっとギョッとしてしまいますよね。
これ、いいのだろうか…と(確かカルピスの黒人マークで騒ぎがありましたよね?)。
この黑人(DARLIE)が台湾ではポピュラーで、台湾ドラマの洗面所のシーンにははならず、この方がいらっしゃるほど。
私も台湾やアジアでお土産を探すのに、必ず黑人をチェックしちゃう。
渡された人はもれなく「これっていいの…?」と言うよ(笑)
真っ白な歯を強調するのだろうが、まさにこの歯ブラシ、黑人淨白去漬牙刷は歯を真っ白にしてくれるというもの。
黑人淨白去漬牙刷を見てみよう
淨白去漬・ステインリムーバーと書かれています。
ステインとは歯の黄ばみやくすみなどの着色や汚れのこと。
漢字を見ただけで歯を白くしてくれるものだとわかりますね。
見た目は普通の歯ブラシなんだけど、これ、ブラシ部分がいつも使っているナイロンではない。
ナイロン毛より太め?
これ、TPU(熱可塑性ポリウレタン)という樹脂。
TPUはスマホのケースでよく使われているのですが、プラスチックの強さとシリコンの柔らかさを持っているんだそう。
1本の毛の太さが3段階になっていて、先端は尖っている。
日本の歯ブラシは1つの毛穴に多数のナイロン毛を植え込んでいる感じですが、こちらはブラシ状のものをヘッドにくっつけている、ブラシ部分は一体化のもののようです。
このTPUのブラシで歯の表面をキュッキュと磨くというイメージになるわけです。
黑人淨白去漬牙刷を使ってみよう
日本の歯ブラシはブラシを細く細くして、歯と歯の間に入り込むように、歯と歯茎の間を掻き出せるように、というのが主流なのだと思います。
最近私が好んで使っているのがリーチホワイトニング歯ブラシで、中央に特殊ラバー素材のステインクリーナーというのがあるもの。
この部分で歯の表面をゴシゴシしてくれるんだと思っている。
このゴシゴシ素材でブラシが作られているわけ。
口に入れて歯を磨いてみる。
ブラシの1本1本が動いているのを強く感じるけど、決して嫌じゃない。
それよりももともと固めのブラシの方が磨きごたえがあって好きな私にとっては、ブラシがきちんと仕事をしている感覚を感じられるので、磨くのが楽しくも思えちゃう。
先端がしっかりと尖っているのと、コシがあるので、細いナイロン毛の集合体よりもしっかりとハト派の間や歯茎との隙間を磨いてくれている実感がある。
歯の裏側のなんとなくザラザラしているところ(多分、茶渋予備軍)、なかなか落とせない歯垢がツルツルになった!
ステインだけじゃなくて歯垢も美しい白い歯の邪魔者だ。
舌で歯をなぞるのが楽しくて楽しくて(笑)
特に私の場合、親知らずが完全に生えきっていない歯が磨きにくかったのですが、しっかりと毛が入り込んでくれてすっきりとしました。
そして、グリップがとても良かった!
私の握り方にフィットしている。
初めて持つ歯ブラシって握り具合がしっくりこなかったりするんだけど、これはすごく磨きやすかったなぁ。
さすが台湾を代表するメーカーのお品だわ。
”【台湾みやげ】ステインリムーバー歯ブラシ 〜黑人淨白去漬牙刷ウレタン樹脂毛は1度使ったらクセになる!” すずめの感想
娘が言っていたことは大げさではなかった!
歯を磨いた後の歯の表面がとっても気持ちがいい。
これ、きっと台湾がお茶を日常的に飲むことから需要があるんじゃないかな。
毛穴がなくブラシの毛の間隔が広いので、衛生的に使えるのもメリットではないかと。
熱に弱いので、熱湯消毒などには向いていません。
台湾のほか黑人牙刷が売られている地域(香港、マレーシア、シンガポール他)であれば購入できるようです。
屈臣氏(ワトソンズ)通販で79元。
私は高雄のPOYA(寶雅)にて65元で購入。
コルゲート(高露潔)高分子超彈極淨牙刷
同じような歯ブラシがコルゲートからも販売されています。
こちらの方がブラシが柔らかめかな。
ナイロン毛に近い感覚で磨けそうです。
ヘッドが長めですが
幅が黑人淨白去漬牙刷に比べて狭いかな。
小さいヘッドが主流になりつつある日本人にはちょっと違和感があるかもしれませんが、磨き心地は悪くないです。
お値段は屈臣氏(ワトソンズ)通販で139元ですが、私が購入したPOYA寶雅で49元で購入しました。
どちらも街のドラッグストアやスーパーで購入できるので、台湾に行ってから買って滞在中に使うのも良いでしょう。
かさばるものではないのでばらまき用のお土産として、面白いですよ。