【香港】香港・マカオ・台湾14日間の男子ひとり旅-10 5日目 〜福建茶行

5日目。

香港に着いてツアーの集合時間もあったので、少し上環と中環を散歩をしました。

PMQはとても興味深く、また後日改めて時間をたくさんとって行こうと思います。

5日目 〜香港のお茶屋 福建茶行

そして訪れたのがこちらのお茶屋さん、福建茶行

私は気狂いと言われるほど、お茶(特に中国茶、もっと言えば台湾茶)が大好き。

特に鉄観音が本当に大好きなのです。

台湾ではお茶屋さん巡りをするのがメインの予定であるほどです。

上環駅のA2出口を出て2分ほどです。

このお店の近くには結構な数のお茶屋さんがありますが、観光客向けのお店が多いようなイメージです。

しかしここは

この写真を見てもらえればわかるように「観光客いらっしゃい!」というよりも地元に根付いているお店、というような感じがします。

創業してもう半世紀以上経つのだそう。

本音を言うと1回目は入りにくかったです。

店主のおじちゃんは少しだけ日本語ができます。

なんでも30年ほど前に日本に免れてデパートでお茶の販売等を行ったこともあるそう。

ただ本当にお茶について少しだけなので、基本の会話は英語です。

いろいろな種類のお茶があり、中でもプーアル茶が多いのですが、お店の外にも書いてあるように鉄観音推しです。

おじちゃんも「僕はプーアル茶より鉄観音が好き」と言っていました。

鉄観音を試飲

さて、試飲です。

このお店、鉄観音は焙煎が6時間と60時間の2種類があります。

この色の違いを見てください。

青いほうが6時間、茶色いほうが60時間です。

これは2煎目なのでまだ色は薄いですが、4煎目くらいになると色の違いはもっとわかります。

味の違いとしては、6時間のほうは甘いです。

焙煎の香ばしさがまだそこまでなく、匂いも甘さが香ります。

一方60時間は色からして焙煎してあるのがわかり、匂いも香ばしい。

味はちょっと苦味のある感じがします。

おじちゃん曰く「今の若い人は6時間のほうが好きで、年配の方は60時間のほうが好き」だそう。

「どっちが好き?」と聞かれたので、私は迷わず
「60時間のほうが苦味があって好き」と答えます。

台湾の鉄観音がこちらに近いのです。

「僕もこっち(60時間)の方が好き」とおじちゃん。

「僕」と呼ぶところに親しみを感じます。

プーアル茶を試飲

数煎飲むと、「プーアル茶飲んでみる?」と聞かれたので飲んでみます。


どうですか、この色。

紅茶よりも濃い色です。

匂いは土のような匂い。しかし、飲むと美味しいんですこれが。

匂いで敬遠していると損ですよ!

また、このプーアル茶は消化にもいい上に、10煎ほど出せるのだそう。

たまーに飲みたくなるお茶。

それがプーアル茶なのです。

お茶を選んでお会計

さて、それでは買うお茶を選んでお会計。

前回はプーアルも購入したのですが、今回は鉄観音のみ。

それぞれ300gずつ購入します。

「300gを1つ?それとも100gを3つがいい?」と聞かれたので後者にします。

袋に入れてもらいました。

並んでいると可愛いです。これで432ドルです。

老板とのお別れ

前回は購入後おじちゃんと写真を撮りました。

いい笑顔です。

またお店のペガサスの商標がいい味出してます。

また日本からのお客さんの名刺がたくさん挟んでありました。

観光客向けのお店という感じではないにせよ、支持されるお店なのです。

最後におじちゃんが
「またどうぞ」
と言って送り出してくれました。

この最後の一言がいいですよね。

「今回もまた来ます!」と応えて帰りました。

福建茶行の感想

多くの場合お茶屋さんのオーナーは老板と呼ぶことが多いですが、私はこのお店のオーナーはおじちゃんと呼びたいほど親しみが持てます。

また、こういうお茶屋さんのいいところは試飲はそこそこし放題(節度は守ります)。

さらに押し売りを絶対にしないことです。

今回もプーアル茶を頂きましたが「これを飲んだのだから…」なんてことは一切ありません。

お茶はたくさんの種類があります。

例えば鉄観音1つにしてもたくさんの種類があります。

高いものを勧めることもなく、逆に安いお茶を勧めるお茶屋さんもあります。

飲んでみないと自分に合うかどうかはわかりません。

値段が高いのは確かに話のネタにはなりますが、飲んで気に入ったものを買うのが「お茶」の買い方ではないかと私は考えています。

⇒⇒ 福建茶行