いよいよ世界遺産に決まるという萩市に行ってきました!
クラブツーリズムの国内旅行『世界遺産登録候補の街・萩と山陰の小京都・津和野2日間の旅』です。
恵美須ヶ鼻造船所跡地
なんでここが世界遺産になるの?
と夫に愚問を(笑)
私はこのようなツアーでは事前に調べて行かないのよ。
いろいろ調べちゃって、ツアーで行かないところに行きたくなっちゃうと嫌だから。
だから、ここなんて想像もつかなかった。
造船所の跡って、どの程度残っているのかとか。
(だいたい、いつの時代のものかも知らなかった)
ここは長州藩が洋式帆船を建造した造船所跡。
それまでの和船ではなく、ここではロシアやオランダの技術で船が作られた。
このような西洋式の造船所の跡は数少なく、とても貴重なのだそう。
当時の堤防がしっかりと残っている。
皆さん、ここを写真に収める。
その下にあるこの部分。
ここが跡地ではないかと。
意外と小さいのねぇ
と、私の感想。
確かに当時の船だからね、そんなに馬鹿デカくない。
無料ガイドのおばちゃんが説明してくれる。
最近は訪ねてくる人が多くて、パンフレットがなくなってしまったとおっしゃっていた。
隣に神社が。
この神社はこの地ををずっと見守ってきたんだろう。
造船所で働いている人たちが船の安全を祈り、漁をする人も安全を祈ったことでしょう。
静かな港町で、時間が止まったようだ。
素朴な形で残っている、世界遺産候補だった。
詳しくはこちら。
>> 恵美須ヶ鼻造船所跡地|Wikipedia
>> 恵美須ヶ鼻造船所跡地|萩観光協会「ぶらり萩あるき」
萩反射炉
こちらは比較的ちゃんと残っている。
現在残っているこの時代の反射炉は他に静岡の韮山反射炉のみ。
残っているということで世界遺産に認定されるわけだ。
反射炉というのは鉄製の大砲の鋳造に必要な金属を溶解する炉のこと。
若干朽ちている感じではあるけど、下が石、上が煉瓦で組まれている。
ここは煙突の部分だそう。
大きさは10.5m。
前に立っている男性と比べると、かなり高いとわかる。
しかし、ここは試験炉だったという説もあるそうだ。
ただ、これらの反射炉に使われた耐火煉瓦の技術はのちの西洋建築物に大きな影響を与えたらしい。
ここは小高い丘の上にあり、新緑を抜ける風が爽やかで、気持ちが良いところだった。
詳しくはこちら。
>> 萩反射炉|Wikipedia
>> 萩反射炉|萩市観光協会「ぶらり萩あるき」
”世界遺産登録間近! 萩市の恵美須ヶ鼻造船所跡地と萩反射炉を見た” すずめの感想
この時代、当然イギリスは産業革命が過ぎていて、欧米列国ではすでに定着している最新技術であったはずなのに、どうしてこのような所が世界的に遺産と認められるわけ?
って思ったの。
そこで幕末大好きな夫からマニアックな詳しい説明を受けたんだけど…
今現在、当時の世界を知ることができて、今からさかのぼってみるからそう思うのであって。
それまでの日本の文化や技術を考えたら、本当にすごいこと。
今の日本を作り出すきっかけとなっているんだよね。
そう知ると、とても感慨深い。
この萩の地に、近代日本の礎がある。
新しい日本がこの地からも始まったのだというのを目で見ることができました。
日本の産業革命の地のひとつです。
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